He is ... he looks like....
昨日、オーナーと一緒に
おいしいイタリアンを食べながら
ふと思ったことがあって
それが今でも頭からはなれない。
彼とりょうちゃんを一緒にするつもりじゃないけど
二人はどこか似ていると思った。
話し方なのかな。醸し出す雰囲気とかが
ものすごく似ていて、切なくなった。
りょうちゃんに対して今は悲しいとか寂しいとか
そういった感情はまったくないんだけど。
私は基本的に聞き手だからオーナーがずっと
話してたんだけど、たまに麻里奈ちゃんの番と言われるたび
こまった。何を聞いたらいいのか分からなくて、
ワインを飲み過ぎたし、笑った。
それにまだりょうちゃんのことは言いたくなかった。
「友達とかは結構、昼ドラチックっていうの？
そんな感じの恋愛が多いんですよ。」
とか友達のことを話して、自分のことはあんまり話さなかった。
でも、オーナーとの食事は文句なしにたのしかった。
それから、お店をでてタクシーで送ってもらって別れた。
近々また会いたいと思った。なんだか懐かしい感じのする人だった。
りょうちゃんのことなんて考えたのが間違えだった。
帰って、手が自然と彼のCDをつけて聴いて、
メールを読み返して、少し泣いた。
彼はりょうちゃんとは違う。全然違う。
早くまた彼に会いたいと思った。
